こんにちは。

横浜の堀川ピアノ教室です。

緑がどんどん増えてきました。

久しぶりに、

井上直幸さんの本を読みました。

「ピアノ奏法

  〜音楽を表現する喜び」

      (春秋社)

時々取り出して読むと、とても刺激を受けます。

演奏会では、いつも

嬉しくてたまらない、という表情で、

ニコニコしながらピアノを演奏されていました。

演奏を聴いているだけで、こちらも嬉しくなってきました。

そして、本を読んでいると、井上さんの演奏の秘密がわかるような気がします。

『良い演奏の条件・・・色彩感に富んでいて、いつも音楽が自然に湧きあがってくるというか、流れていること。

楽しみがあって、たくさんの語りかけがあること。

それが誰かの真似ではなくて、その人しかできない演奏、その人の人間性というか個性が表れていると思える演奏であること。

全体がとても自発的であること。』

『一つの曲に向かう時、自分をまず「標準」に合わせようとする人が多いかもしれません。

誰もが弾いているであろう、そういう標準的な枠の中に、自分の演奏を入れこもうとしてしまう。

そんなふうに音楽の外側から入っていく姿勢ではなくて、自分で楽譜を読んで、「こう弾きたい」とおもうーそこから出発してほしいと思います。

自分が自発的にその曲が好きになっていること、熱中していることが大切だと思う。』

もちろん、

そのためには

音楽上の知識が必要とも言われています。

各時代の音楽の特徴、表現法や、一人の作曲家について、知ることも「良い演奏」のための基本条件です。』

ということです。

そういうことも知って、自分の中に、直感的な判断のベースを作っていく必要があるということです。

その上で、

『心の一番深いところで感じていることを表現することが大切だと思う。』

『自分はこう思う、こう弾きたい、ということ。』

自発的で積極的な演奏が大切だということを、とても言われています。