春先に手を痛めてから、「ピアノのタッチ」について、色々考えてきました。

無駄な力を入れず、重さを利用し、音が遠くまで響くような・・・

そうしたら、数日前のある日、突然不思議なことが起こりました。

ピアノを弾くと、いくつかの音が部屋に響いて、「ビィーン」とか「ジリジリ」というような唸りが生じるようになってしまったのです。

今までにも小さいものは経験したことがありますが、今回のは、色々な鍵盤を弾いた時に、大きな響きが生じてしまうのです。

響きそうなもの・・スタンドや、時計など、全て片付けてみました。それでも、少しは弱まったものの、まだいくつかの音を弾くと、「ビンビン」いっています。

最後に気がついたのは、カーテンの取付け金具でした。が、これは外せないので、なるべく一つ一つの間隔を開けてみると、だいぶ良くなりました。

そしておもしろいことに、一つの音を弾く時、力を入れて鍵盤の底までグッと押さえると(カーテンの金具が)響いてしまいますが、素早くスタッカートで鍵盤に触れると、響かないのです。

同じ鍵盤でも、タッチの仕方によって、離れた所にあるカーテン金具への届き方がこれ程違うのだ、とあらためて思いました。それは色々なタッチのヒントになりそうです。

音は、見えないけれど、振動であり、それは空気や物を伝わって、周波数の近い物を共鳴させる・・ピアノの歌を聴いて周りも歌いだすかのようです。