こんにちは。
横浜の堀川ピアノ教室でございます。
今年も半ばが過ぎ、7月に入りました。
ついつい流れていきがちな時間・・・この1日を大切にしよう。「今日こそは・・・」と思う毎日です。
さて、この春からピアノを習い始めた方たちは、とてもがんばり屋さん達で、少しずつ両手の曲に進みつつあります。
ピアノの導入期に使う本は、様々な種類のものがありますね。
私も、良いと思うものを今まで色々使ってみました。
その上で、最近使うのは、「バイエル」です。
その理由は、「始めの1~2年間に、読譜力をつけておくこと」がとても大事だと思うからです。
導入期の本の中には、最初から、ト音記号とヘ音記号の大譜表を使い、1点ハ音からドレ、ドシと進んでいくものも沢山あります。それらも使っていたのですが、途中で音名が混乱してしまう場合があります。
とにかく「限られたレッスン時間の中で、確実に音符を読めるようにする」ためには、今何を捨て、何を選ぶか。どんな順番で学ぶのがいいか、ということも大事になります。
そうして、少しずつ、繰り返すこと。
そこで現在は、まず「ト音記号」をしっかり覚え、「線と間の意味」を学び、それからさらに低い音として「ヘ音記号」もきちんと読めるようにしよう、と考えています。
また、「バイエル」は、長年にわたり使う方が多いため、様々な版があり、その中から選べることも、良いところですね。
ただし、これで全てが十分ではありませんから、読譜力がついてきたら、「バイエル」を補うような本も加えます。
小さくきれいな曲、手の位置が変わるもの、ポリフォニックなもの、#や♭が入る曲など。それらを、1人1人に合わせて、選びたいと思っています。