こんにちは。
横浜の堀川ピアノ教室でございます。

私には、いつも原点になっている、ある恩師のレッスンがあります。

その先生の言葉・・

「人の顔って、一つ一つみんな違うでしょ。
目が大きかったり、小さかったり、鼻がちょっと曲がってたり。
でも、どの顔もそれぞれ味わいがある。

野に咲いている花を見てごらんなさい。
みんな違っているけど、
桜には桜の、バラにはバラの美しさがあり、
タンポポにはタンポポにしかない美しさがあるでしょう。

あなた達の演奏もそうです。
みんな違う、それぞれの良さがあります。

だから私は、みんなの演奏を聴いていると、嬉しくなるのよ。」

レッスンでのご注意は、決して多くなかったのですが、なぜかこの先生のために、先生を喜ばせるために頑張りたい、と思ってしまうのです。
あれはどんな”魔法”だったのでしょうか?

また、そのレッスンのために自分で曲のことを調べたり、録音を聴いたりもしましたので、後になって、自分で曲を作り上げてゆくための方法を、それぞれが構築することができたと思います。

ピアノを弾く喜びや、学ぶ喜びを教えて頂いたレッスンでもありました。

時がたち、私もピアノを教えるようになり、様々な経験をしてからも、やはり理想として思い出すレッスンです。

先生が最小限にしか指示しないのに、生徒が勝手に必死で練習したくなるレッスン!!!

それは、その人の中から伸び出そうとするものを、本当に愛して大切にして下さったからではないかと思います。

とはいえ、あの”魔法”のレッスンは、私にはまだはるか先の輝く星ですが・・・