こんにちは。
横浜の 堀川ピアノ教室でございます。
学生時代から、絵を見たり、描いたりすることが好きでした。
以前友達と行った日本画の展覧会で、とても心惹かれたものがありました。
たしか池に咲く見事な蓮の花の絵を見た時だったと思います。その大きな緑の葉のくぼみには、コロンとたまった、丸い”水の玉”が描かれていたのです。
その”水の玉”の透明感と、小さい中に外の広い世界を映している美しさに、目を奪われてしまいました。
ありふれた小さなものですが、それを画家さんは深く見つめて、想いをこめて描いたのだと思います。そのしずくを通して無限の色や光を見ているのでしょうか?
それからは、植物の絵を見ると、水のしずくが描かれていないかなあ、とついさがしてしまいます。
ピアノ曲にも、大曲もあり小品もあります。そして、小さい曲にも本当に美しい曲が沢山あります。
そういう小品を、表面的に音を並べてササッと弾いて終わってしまうのではなく、深く考え、イメージし、大切に弾きこみたいと思います。