こんにちは
横浜市港南区にある堀川ピアノ教室でございます。

今日は、ピアノのレッスンで感じることをお話ししたいと思います。
私はレッスン中に、「今の所、よく聴きながら弾いてみて」と時々言います。
でも、ただ「きいてね」と言っても、なかなかできません。
「ちょっと止まって。今、どこの音が変だったかわかる?」「何かガチャンとぶつからなかったかしら?」とたずねても、わからなかったりします。自分が弾いている音を、ちゃんと聴いていないようなのです。

なぜでしょう。

実は”聞く”といっても、普段は、聞こえてくる音を、全て意識して聞いているわけではありません。風の音や自動車の音など、色々な音がしていても、記憶にも残らない音が沢山あります。
見ることもそうです。今通った道で、様々なものが見えていても、多くのものは注意をしていなければ気がつかず、忘れてしまいます。
また、そうでなければ疲れてしまいますね。

ところが、ピアノを弾く時に「聴いて」というのは、普段聞き流すような聞き方や、ただボヤンと見えているような見方ではなくて、”その音に意識を集中して聴く”ということです。
「きいて」と言っても、”意識的にその音を聴くこと”と、普通に”聞く”こととの違いが、なかなかわからないのではないかと思います。でも、”深く集中して聴くこと”ができると、色々なことが本当に変わってくるのです。

今日はSちゃんに、「ホラ、こんなふうになっているわよ。ゆっくり、よおく聴いて弾いてみて」と言っていたら、どんどん音が変わり、びっくりしてしまいました。